神社仏閣ツーリング⑥ 階段は辛いよ、立木観音
厄除けで有名なお寺で、 本堂までは階段を800段近く登らないといけない。
猛暑の最中、登り初め早々に後悔する。
ペットボトルのお茶も飲みきり、頭がクラクラしてきた。
日陰で何度も休み、ライダーズジャケットも脱ぎ、 ひたすら階段を登り続ける。
途中、トカゲがバッタを補食しているのを見て、 生きるためには手段を選ばずと、何故か励まされる。
途中疲れ過ぎて、名言の書いてある像もどうでもよくなる。
なんとか登りきるも、自動販売機がないことに愕然。
お茶を飲める場所を教えてもらい、ガブガブお茶を飲み、 扇風機の前からしばらく動けなくなる。
お茶の前に有志で支払う小銭置き場があり、 かなりお茶を飲んだので申し訳なく思い、300円を置いてみる。
本堂を参拝。
本尊の観世音菩薩は如来になるために修行中であり、 そのためには人々の苦しみを取り除き、願いを叶える必要がある。
願い事をお願いするなら、庶民の味方、菩薩様だ。
(残念ながら、現実はただ参拝するだけで願い事が叶う訳ではないが。)
美しい景観や綺麗な立木観音に癒されるも、 奥之院まで行く元気もなく、お茶処で涼む。
立木観音に来て、ただひたすらお茶を飲みに来た人になっている。
ここに勤めている人達はかなりの脚力だ。
若い女性もいるが、尊敬してしまう。
階段を降りる頃には、少し復活。
琵琶湖にあるライダーズカフェに行こうと思っていたが。
あまりの暑さで断念、帰途を目指す。
猛暑に無茶はいけないのに、相変わらず私は学習が出来ない。
ツーリングには、塩と水は欠かさないよう、心に決める。