今日もまたバイクのことを考えて

バイクに目覚め、あんぽんたんな視点でバイクライフを綴っています。

普通自動二輪教習③ 一段階目 補習の嵐

4限目からは何回補習になったのか。
 
ひたすらギアチェンジが上手く出来ず、外周をぐるぐる走る。
これ何の時間?と自分に自問自答していた。
 
何故ギアチェンジが上手くいかないのか、それは半クラの時間が長いから。
ただそれだけなのに、全く気付かなかった。
指導員からの指摘も、うまく消化出来ていなかったのが敗因。
 
スパっとクラッチを切る必要があるのに、半クラはゆっくりと、発進時と同じやり方と考え。
勘違い教習の時間をひたすら繰り返す。
 
MTの四輪免許を持っているのに、長年MTを運転していないせいか、スコーンと頭から抜け落ちる。
 
無駄な教習を費やし、YouTubeで勉強している時に、やっと間違いに気付いた。
 
「君一人に対し、ワンツーマンで付きっきりは困るんだよ。
ワンツーマン指導は通常はしないからね。」
 
そう言われましても。
知らんがな、私からワンツーマン指導の要望はしてないのに。
であれば別料金を取るように、料金設定を改定すればよいのに、と心の中でだけつぶやく。
 
「前回の教習はMTではなく、ATで練習したのですよね?」
 
いえいえ、ずっとMTですよ。
このやり取りも、お前にはMTは早いと思われているのでは?と卑屈に考えていた。
 
また初めの頃、教習コースを把握していないため、逆走となり。
 
「おい、逆走やろ、危ないやろ!」
 
関西弁で指導員にこんこんと詰め寄られた。
関西弁怖い、余りにも怖くて震えた。
仕事では皆敬語で話すため、あまり関西弁は耳にしない。
 
余りの恐ろしさに、関西人を怒らしてはいけないと学んだ。
 
「はい、ではコースの説明をするので、一旦バイクから降りてください。」
 
やっとバイクに乗ったのに降りるのか。
案の上、うまくバイクから降りれず転倒。
隣のバイクに乗っている教習生に、私がぶつかりそうになり、慌てて謝罪。
 
それ以降、私がバイクに乗る時は、知らぬ間に指導員がバイク後方を支えるようになった。
 
私は問題児どころか、危険人物だったらしい。
人知れずこっそり卒業は夢となった。
 
 
ちなみにバイクに乗り降りする時は、ハンドルを右に切ってから乗ると安定して乗れた。
YouTube情報をフルに活用していた。
 
教習が上手く進まず。
悔しくて人に見られないよう、泣きながら帰り道を歩いたこともあり。
帰り道、最寄り駅の居酒屋で、昼間から日本酒を浴びていたのもこの頃だ。