今日もまたバイクのことを考えて

バイクに目覚め、あんぽんたんな視点でバイクライフを綴っています。

普通自動二輪教習④ 一段階目 課題 転倒祭り

その後、一本橋、S字、スラローム、クランクと課題が進む。
 
一本橋は最初アクセルの開きが足りず、とにかく半クラ命を心掛けていた。
 
「君、何で転倒する時にバイクと一緒に倒れるの?
バイクから離れないと、いつか骨折するよ。」
 
嫌な未来を暗示される。
停止する際にも、常に上半身に力が入っているため、アクセルを回す手に無意識に力が加わる。
暴走を避けるため、転倒時もクラッチから手が離せず、バイクとよく共倒れになった。
 
スラロームだけは唯一褒められたが、S字は入りが直角なコースであった為、どうしても膨らむ。
目線の近さと、リアブレーキを使っていないことを指導される。
 
リア(後輪)ブレーキ、本当にリアブレーキは重要だ。
これの使い方を知らないと停止時、低速時走行が困難となる。
公道でのコーナーも膨らんでしまう。
 
バイクを安定させるリアブレーキの使い方がわかり、後半になると少しずつ運転が出来るようになった。
 
「クランクは一速でやりきって。
君は二速だと突っ込む可能性があるから」
 
またしても嫌な未来を暗示される。
クランクも、目線が近い。
リアブレーキの使い方が足りない。
半クラを保てず、クラッチを切るためバイクが不安定に。
アクセルの開きが足りず失速。
フロントブレーキをガツンと握り、誰もが想像する通りよく転倒した。
 
結局一段階目は追加補習15回、全24回で教習を終えて、二段階目へ。
本来なら全17回の教習でとっくに卒業、普通自動二輪免許の取得だ。
 
「えっ、まだ教習所に通っているのですか?」
 
会社の人にも純粋に驚かれる。
 
「趣味、教習所通いだね」
 
母親にも小馬鹿にされながら、これ幸いとバイクに乗るのは危ないと諭される。
 
父親は、若い頃バイク乗りであった為、何故乗ることが出来ないのか理解出来ないらしく。
ただ初日に指導員を轢いたのがツボらしく、よく笑い話にされる。
 
父親よ、人の不幸を笑ってはいけないと、子に教育をしてきたのを忘れたのか。
父親のように運動神経の良い人には解らないと、子はやさぐれていた。
 
一段階目の見極めは、クランクで転倒。
教習ライトカバーを壊す。
 
一段階目は数えきれないほど転倒した。
発進停止のふらつき。
いきなりのエンストで、後続の四輪教習車へ無駄にトラウマを与えたり。
とにかくバイクの乗り降りでよく転倒した。
 
足付きの重要性も実感。
身体はアザだらけだ、アザは勲章と思うことにした(何の勲章なのか)。
身長が高い人を妬んだりもした、ないものねだりだ。