大型自動二輪教習⑥ 轟音
エンジンブレーキも早めに使用するが、スピード調整がなかなか難しい。
NC750はABSが効いており、CB400より停止しやすいので、安定はしている。
NC750は本当に運転がしやすい、HONDAは素晴らしいなと思う。
アクセルと半クラ、リアブレーキを使用するも、 3秒台で走行してしまう。
5秒以上で走行しないといけないが、 早い、早いと指導員から注意される。
遅く走るとエンストをするのではと恐怖心があり、今後攻略が出来るのか甚だ疑問だ。
波状路は立ち姿勢が思いのほか楽しいのが救いではある。
今回の教習では教習所の至るところで、 轟音を鳴らしながら転倒する教習生が相次いだ。
私も昔同じだったなと、しみじみと思う。
初心者は身体に力が入るため、アクセルを開いた状態で転倒して、 皆の注目を浴びる。
転倒した人は本当にいたたまれない。
痛みより、恥ずかしさが勝るものだ。
バイクの運転が上手い人には分からない心情だと思う。
最近バイクを乗り降りする際に、 知らずに指導員が後方を支えてくれるようになった。
普通自動二輪の時と同じだ。
私がいくら危険人物の過去があったからといって、 信用がないにも程がある。
今回、私と同じ短足らしい教習生も教習が始まる時に、 バイクに乗れず転倒した。
これは私より他の短足仲間の方が優先だ。
大丈夫ですか?と大声を出し、 指導員に短足仲間を補助する流れを作る。
地味に短足仲間を周りに知らしめるよう企む。