今日もまたバイクのことを考えて

バイクに目覚め、あんぽんたんな視点でバイクライフを綴っています。

普通自動二輪教習① 初日 早くも暗雲

9月初旬になり、初日は説明会のみ。
 
説明会の後に見学した際には、沢山のバイクのエンジン音が、少し怖く感じた。
今後を暗示していたと今なら解る。
 
教習予約を組みたくても、既に予約でいっぱい。
さすが大阪、人口が多いからだなと勝手に納得。
 
そして迎える教習初日、9月中旬。
仕事終わりに二時間枠を取り、やっと教習が始まる。
 
教習生が多いと名前で呼ばれず、ゼッケン番号で呼ばれるとネットからの情報。
指導員の記憶に残らないよう、目立たず教習を受けて、こっそり卒業しようと企む。
 
初日一限目は初めて教習を受ける人が8人位集まり。
バイクの引き起こし、バイクの乗車、スタンドを立てたまま、アチェンジの練習。
二限目は外周をバイクで走る。
 
久々のCB400SF、まず引き起こしは出来た。
スタンドを払いバイクに乗る時、隣の若い女の子がバイクを倒した。
 
私も気をつけて乗ろうと思っていたら、後ろに別の指導員が私の乗るバイクを既に支えてスタンバっている
 
えっ、なんで、私だけ?
短足だから?
この中で一番短足だからか?
それとも適性検査に問題が?
地味にショックを受ける。
 
なんとか短足がバイクに乗りこみ、ギアチェンジの練習。
アチェンジ、これが混乱の始まり。
自分が今何速に入っているのかも分からず、エンジン音と感覚で分かるようになると指導を受ける。
 
両手足をガチャガチャ動かしつつ
出来るか、こんなのと悪い私が出てくる。
 
「はい、では外周を走りましょう。」
 
えっ、もう?心の準備が。
次々と皆が外周を走り出す。
いきなりウィリーしながら転倒する人もいた。
怖いが、カッコ良いなぁ、ウィリーとかやってみたい。
予期せずウィリーをした人は、少し放心状態であった。
 
転倒に慣れているのか、指導員は冷ややかな目線を送っており、直ぐに助けにいかない。
 
おいおい、怖いな教習所。
 
私の番だ。
足を離すのが怖いと思いつつ。
はい、一瞬でバイクは倒れます。
自分でも何をしたかったのか、私の行動は理解に苦しむ。
 
「ちょっと、こっちに来て」
 
広場に呼び出しを食らう。
一人だけ、バイクの発進停止の練習。
他の人は皆指導員に連れられ、外周走行をしている。
羨ましい。
 
後ろを支えてくれていた指導員が、今度は私のバイク正面、ハンドルを両手で支えながら発進停止の練習、指導をしてくれる。
 
指導とはいえ、正面に人は流石に危なくね?
思っている矢先、CB400SFの前輪が指導員の足の甲を轢く。
うわっと指導員から声が出る。
 
「だ、大丈夫ですか?」
「だ、だ、大丈夫。」
 
と返答はあるも。
いやいや大丈夫じゃないでしょう。
200kg越えの車体だ。
初日に人身事故やっちゃったよ。
 
労災降りるのかな、骨折してないかな?
頭の中はモヤモヤ、モヤモヤ。
結局、発進停止すらままならず終了。
 
初日は指導員を一人攻撃して教習が終わった。